心の病はメンタルクリニックで治療【とにかく話を聞いてもらおう】

男女

心療内科のクリニック

男の人

うつ病治療を担う医療機関

現代は、ストレス社会と言われています。会社や学校での人間関係などで悩む方が増えており、うつ病の原因となっています。このうつ病の治療を行うのがメンタルクリニックです。メンタルクリニックの特徴は、うつ病などの精神疾患をメインに扱う医療機関で、風邪や外傷といった内科や外科の分野を担う医療機関ではありません。ほとんどの場合、入院向けのベッドがないので、外来のみ受け付けています。標榜している診療科目は、心療内科と精神科の両方であることがほとんどです。この両者の違いは、精神疾患の重症度の違いによって大まかに分けられていますが、厳密な区分けはありません。他の内科や外科のクリニックと違うのは、医師以外の医療スタッフに臨床心理士や精神保健福祉士といった精神科に特化した有資格者がいることです。医師の診断を受ける前に臨床心理士などがカウンセリングにあたることがあります。また、メンタルクリニックならではのセキュリティ対策もあります。これは診察に訪れた患者さんが突然暴れだして医師や医療スタッフに危害を与えるリスクを低減するためのもので、医師のデスクの下側などに緊急ボタンが設置されているクリニックもあります。これによって、他のスタッフが診察室に急行出来るようになっています。これは何か他に問題が起きたときにも便利な装置です。

利用上の注意事項

メンタルクリニックを利用する際には、いくつかの注意が必要です。一つ目は、医療機関であることを忘れないことです。例えば、夫婦間のトラブルによって、うつ病になった可能性があり、その上でメンタルクリニックを訪れたとします。この時、クリニックはそのうつ病の症状に対する治療や処方箋を提供するのであって、夫婦間のトラブルそのものを解決してくれるわけではないということです。自分がうつ病で悩んでいる時には、医師が全てを解決してくれると考えてしまう方がいます。このような誤解したメンタルクリニックの利用は控えるべきことです。二つ目は、自分の悩み事をすべて話して気分を晴らすために医師や医療スタッフがいるわけではないことです。彼らが患者の話や悩み事を含めて聞くのは、それが医療上必要なことだからであって、単なる話し相手としての仕事をする人ではありません。三つ目は、メンタルクリニックに行けば気分が良くなる向精神薬を手に入れられるから行く、という安易な考えで受診することを控えるべきというものです。うつ病の治療には向精神薬が処方される場合が多々ありますが、それは治療上必要なものであって、単に気分をよくするためのものではありません。しっかりと治療をしていくためにも、これらのことを念頭に置いた上でメンタルクリニックは利用しましょう。